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SOUL / SOIL by Ricoh 3L

DATE

6TH - 13TH
APRIL / 2025

6TH & 7TH
15:00 - 19:00(Press)

8TH - 13TH
10:00 - 19:00

PLACE

SHOWROOM 14
VIA TORTONA 14, 20144,
MILAN, ITALY

SOUL / SOIL
見えないものをデザインする

CONCEPT

私たち、リコーは、「はたらくに歓びを」を実現することを目指しています。
それは、創造性を発揮しながら働くことで、達成感や充足感を感じられる状態。
そして、そんな「はたらく歓び」を、あらゆる人に届けたいと考えています。

創造性を発揮するために、心と身体の健康は欠かせません。
しかし、健康を支えるものは、目には見えないことが多い。
だからこそ、私たちは「見えないものをデザインする」ことに挑戦します。
今回、私たちが注目したのは、SOUL(人の心) と SOIL(土壌・微生物)。
どちらも目には見えず、しかし確かに存在し、私たちの働き方や生き方に
深く影響を与えています。

Milan Design Week 2025で、このSOUL / SOIL をテーマに、体験できる
プロトタイプを発表します。創造性を支えるものは何か?
私たちの技術が、未来の「はたらく」をどう変えるのか?
ぜひ、体験を通じて、その可能性を感じてください。

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FLOOR MAP

SOUL AURA

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EXPERIENCE 1

SOUL AURA

コミュニケーションの質を
視覚で感じる体験

センサーが内蔵された複数人掛けのソファに座ることで、
一人一人の着座状態が、美しい光のキネティックアートと連動します。
緻密なセンサーコントロールによって、複数人のコミュニケーションを
テクノロジーが自然にサポートする可能性を体験頂けます。

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複数人掛けのソファ

一体化された植物ポットと、微生物をイメージしたパターン
で描かれた導電性テキスタイルプリントを施している。

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ラグカーペット

植物、土との一体化をイメージしてデザイン。
植物ポットには貯水機能があり、水をあげることできます。

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光のキネティックアート

揺らぎのある光が、巨大な和紙に映り込み、空間を幻想的に彩る。

TECHNOLOGY

導電性テキスタイルプリンティング
(初公開技術)

リコーは、印刷事業を通じて高度なジェッティングプリント技術を発展させてきました。そして今回、独自の導電性インクを用いた大判テキスタイルプリント技術を世界で初めて実現しました。

この技術により、あらゆる形状のテキスタイルにごく簡便に自由なデザインを施しつつ、表面をセンサー化できます。
身の回りの布地が、身体の状態を検知するセンサーへと進化する新たな可能性を提供します。

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SOUL MOTION

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EXPERIENCE 2

SOUL MOTION

人の動作の軌跡を感じる体験

センサーが内蔵された衣服を着用して、館内を歩くことで、リアルタイムに位置情報や演出が変化します。スタッフ達が服を着ていますので、希望者はスタッフに声を掛けて服を着て館内を歩くことができます。

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展示員が着用するオリジナルスーツウェア

オフィスにふさわしいフォーマルさと、
快適なカジュアルさを調和したスタイル。

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TECHNOLOGY

超広域帯通信による高精度屋内通信
(初公開技術)

cm単位の高精度な屋内位置情報をリアルタイムで検知可能な超広帯域の無線通信を開発しました。省電力設計で1日中装着可能なうえ、個人の発話内容を通信し、議事録の自動作成や1日の発言の振り返りに使うことができます。
※今回の展示では、この通信センサーを衣服に内蔵しています。

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SOUL BUBBLE

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EXPERIENCE 3

SOUL BUBBLE

心身の情報を全身で感じる体験
(一人掛けソファ)

ディスプレイに囲まれた個室の中で、センサーが内蔵された1人掛けのソファに座ることで、着座状態を通じて心の状態(リラックス度合いなど)が可視化される可能性を体験頂けます。
※こちらの体験は、事前予約が必要になります。

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一人掛けのソファ

各種センサーの他、触覚フィードバックシステムが内蔵されている。

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TECHNOLOGY

Ambient AI

リコーは、「時間や空間の使い方」と「コミュニケーションの質」 が創造性を高める鍵だと考えています。AI と人の境界が曖昧になる中、「人ならではの気配や気分」はコミュニケーションの質を左右します。心身がよい状態にある場合に、良いパフォーマンスとなるでしょう。そのため、独自のセンサーで取得した多様なデータを掛け合わせ、AI が人の気持ちを読み解くことで、新たな可能性を生み出します。もちろん、高度なセキュリティでプライバシーは守られています。

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DESIGN MOTIF

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プロトタイプデザインを進めるにあたり、私たちは心身の健康を重視し、そのデザインモチーフとして、土壌に多く含まれる微生物に着目しました。

近年、私たちの体内や生活空間には無数の微生物が存在し、それらが健康や行動に大きな影響を与えていることが明らかになっています。
実際に、人間の体内には約1000種類、38兆個もの微生物が共生しており、その存在が私たちの健康や行動に密接に関わっているという事実には驚かされます。

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目には見えない「心」のダイナミズムを、緻密なセンシング技術によって 解き明かそうとする私たちは、心身に影響を与える微生物の存在にインスピレーションを得ました。そこで、「心を可視化する技術」を実装した本プロトタイプでは、微生物が形成する「チューリングパターン」を採用するとともに、自然由来の微生物が多く共生する植物と触れ合えるようなデザインを取り入れています。

WHAT WE WANT

近未来を実現するには、新技術を心地よく日常の空間に溶け込ませることが不可欠です。デザイン意識が世界トップクラスのミラノデザインウィークで展示することで、私たちの可能性、そして新技術の持つ未来を感じていただきたいと考えています。

今回展示しているものは、すぐに購入できる製品ではありません。これは近未来のプロトタイプです。しかし、今日ここでお見せできるのは、新技術が生まれたからこそ可能になったことでもあります。

今回展示される技術にはまだまだ未知の可能性が秘められており、私たちの想像を超える新たな表現方法も存在するはずです。ミラノデザインウィークを通じて、共感し、ともに未来を創造できるパートナーと出会えることを期待しています。可能性を感じていただけた方は、ぜひご連絡ください。

CREDIT

村田 晴紀

株式会社リコー

村田 晴紀

全体統括
クリエイティブディレクター

エンジニアとしてリコー入社後、経営企画を経て全社ビジョン策定に携わる。未来デザインセンターで新規事業探索をリードし、先端技術を活用した未来志向のプロトタイピングを手がけ、RICOH PRISMなどのプロジェクトを創出。

板坂 諭

株式会社the design labo

板坂 諭

総合アートディレクション

建築とプロダクトのデザインを担う株式会社 the design labo を設立。2014年よりエルメス「petit h」のプロダクトデザイナーに就任。大阪関西万博の建築デザインを担当。Mushroom lampがサンフランシスコ近代美術館に収蔵される。

村上 裕佑

3AND, LTD.

村上 裕佑

デジタル表現ディレクション
メインビジュアル

ロンドン拠点のビジュアルアーティスト。3AND LTDを英国で設立。デジタルとリアルの交差点を探求。主な作品にRICOH PRISMのANIMA、DIESEL SS24、BMW、FC TOKYO、EXPO25 和歌山ブースなどの映像演出を手掛ける。

Reeder Alexander

アートアンドプログラム株式会社

Reeder Alexander

テクニカルアートディレクター

アートアンドプログラム株式会社を設立。アーティストとして美しさを追求しながら、エンジニアとして先端技術を駆使し、多様な分野のクライアントやパートナーとともにソフトウェアやハードウェアの開発を行う。